箱根駅伝のルール
簡単に全体的なルールを確認します。
- 日時:2022年1月2日〜1月3日(往・復路)
- 出場チーム:21チーム(20大学+関東学生連合チーム)
- チームエントリー:2021年12月10日
- 区間エントリー:2021年12月29日
- メンバー変更:レース開始の1時間10分前まで(区間の変更は認められない)
- 外国人留学生:チームに2名まで、走るのは1名まで
繰り上げスタート
「繰り上げスタートになってしまうのか…!」
繰り上げスタートとは先頭を走る走者から規定時間以上に遅れてしまった場合まだタスキを受けていない走者が一斉にスタートすることです。
この場合、前の走者からタスキを受け取ることができないため「白タスキ」というタスキで走ることになります。
規定の時間は
- 2区、3区:10分
- 4区〜10区:20分
となっていて差がつく後半に繰り上げスタートの場面が出てきやすくなっています。
「タスキをつなぐ」。これができるかどうかの境目です。観戦している方としては力が入る部分でもありますよね。
シード権
「この中の3校がシード権を獲得…」
シード権とは翌年の箱根駅伝で予選なしで本戦に出場ができる権利です。
箱根駅伝本戦10位までのチームに与えられます。
優勝が決まったからと言ってレースが終わりではなく、10位までに入れるかどうかも重要というわけですね。
棄権の場合の記録
「…途中棄権ということになってしまいました…」
選手が走れないと判断された場合途中棄権ということになります。
通常は赤い旗で棄権の意思が伝えられます。ただそこでチームのレースが終わってしまうのではなく、記録や順位こそ残りませんが繰り上げスタートでレースを続けることになります。
できれば棄権はあってほしくないですがギリギリのところでやっているためハプニング的に起きてしまうものなのでしょう。
その他の言葉
その他にもよく使われる言葉があるので確認しておきましょう。
持ちタイム
選手やチームのこれまでのベストタイムを表します。
「平均持ちタイム」というチーム全体の持ちタイムを表す言葉もあります。
イーブンペース
常に一定のスピードで走っていることを表します。
速すぎず遅すぎずに走ることで選手の調子がいいことも表します。普段より、また持ちタイムより速く走っていることを「オーバーペース」、遅く走っていることを「スローペース」といいますよね。
完全優勝
往路・復路共に1位の記録で優勝することを意味します。
最近では2014年の東洋大学、2015年〜2018年の青山学院大学が完全優勝をしています。優勝チームの過去の記録を確認しておきましょう。
年 | チーム | 総合タイム | 往路 | 復路 |
2021 | 駒澤大学 | 10.56.04 | 3位 | 2位 |
2020 | 青山学院大学 | 10.45.23 | 1位 | 2位 |
2019 | 東海大学 | 10.52.09 | 2位 | 2位 |
2018 | 青山学院大学 | 10.57.39 | 1位 | 1位 |
2017 | 青山学院大学 | 11.04.10 | 1位 | 1位 |
2016 | 青山学院大学 | 10.53.25 | 1位 | 1位 |
2015 | 青山学院大学 | 10.49.27 | 1位 | 1位 |
2014 | 東洋大学 | 10.52.51 | 1位 | 1位 |
2013 | 日本体育大学 | 11.13.26 | 1位 | 2位 |