石川祐希選手の容体
バレー男子日本代表のエース、石川祐希選手のコロナ陽性のニュースが報道されました。
現在イタリアセリエAのミラノでプレーする石川祐希選手ですが、イタリアのバレーボール連盟で義務付けられている検査の結果、現地時間の8日に陽性が分かったそうです。
容体は安定、つまりほとんど変化がないということですが、所属クラブの方針に従い自宅療養と経過観察をし、現地時間9日の試合には出場しなかったとも伝えられています。
【追記】1月3日、しばらく中断していたリーグの試合に石川祐希選手が復帰されました!敗れてはしまいますがチーム2位の得点で、復調をアピールされましたね。
このように十分なプレーができるまでに回復された石川祐希選手ですが、どうやら無症状というわけではなかったようです。「本当に怖いウィルス…」として感染時の状況を以下のように伝え、注意喚起をしてくれています。
記事の内容を簡単にまとめると
- 「体調は問題なく過ごしています。味覚と臭覚に関しては、徐々に戻ってきていますが、まだ半分ぐらいと言ったところです」
- 12月7日に検査で感染が発覚
- 検査を受けた日の夜から倦怠感と発熱
- 発熱は38〜39度で3〜4日続いた
- 咳や味覚・嗅覚障害の症状が続いている
- セリエAでも複数クラブで感染あり
- チームメイトにも観戦者がいる
- 12月28日に練習を再開していた
ということです。現在でも石川祐希選手がプレーするイタリアでは1万2000人〜2万人の方の感染が続いているようです。今のところまだ日本とは差がありますが、注意は必要だということですね。
僕たちがこれからバレーボールを全力で楽しむために今、できること。 | goodonyou
僕たちがこれからもバレーボールを全力で楽しむために
今、できること。
僕たちがこれからバレーボールを全力で楽しむために今、できること。 | goodonyou
2019年のワールドカップバレーは特に盛り上がりましたよね。石川祐希選手はセリエAのシーズンが中止となったなかでバレーボール熱を冷まさせないように、「僕たちがこれからもバレーボールを全力で楽しむために 今、できること。」というかたちで、コロナ禍の中でのバレーボール活動を訴えてこられていました。
その中での今回の出来事のため、石川祐希選手もショックが大きかったことでしょう。
9日の試合は欧州チャレンジカップでセリエAの試合ではなかったようですが、今シーズンの石川祐希選手も調子がいいんですよね。
今シーズンの成績
男子セリエA公式サイト(Lega Pallavolo Serie A)によると2020-2021シーズンの石川祐希選手の現時点での成績は
- 総得点:全体の5位
- スパイク得点:全体の5位
- 3試合でのMVP獲得
で、総得点とスパイク得点はどちらも所属のミラノではトップの成績です。
先日(現地時間12月4日)のセリエAのモンツァ戦でも、チームトップタイの20得点、サービスエースの通算本数100本と、さらに調子を上げていっていたところなので、ちょっと残念ですが…でも、体調のほうが大切ですよね。
ヨーロッパのコロナと対策の状況
セリエAをはじめとしてスポーツリーグは開催されていますが、冬に入ってイタリアなどのヨーロッパではコロナの状況は良くないようです。
1日の感染者が3万人を超え、亡くなられた方も6万人以上、都市部ではロックダウン(封鎖)がされているようです。
石川祐希選手のプレー動画などでもわかる通り、試合はほぼ無観客で行われています。また手とボールを使ってプレーするバレーボールの特徴からウィルス感染リスクも高いため、石川祐希選手自身も
- 手で汗や靴の裏を拭かない
- 目鼻口を触らない
- 握手やハイタッチはできるだけ避ける
- こまめな換気と消毒
と、対策に力を入れてきたそうですが、完璧に防ぐことは出来なかったということでしょうか。
プレーしていれば汗もかくでしょうし、話によると人は1日に2000〜3000回も顔を触るようです。
春高バレーのスペシャルサポーター就任の発表もあったばかりで、大会の開催に影響がないかどうかも心配になってしまいますが、まずは今後も体調面でなにもないことを祈っています。
そういえば、室内で、手でボールを使うバレーボールって、たしかに感染リスクがあるスポーツでしたね
試合後の握手はしないなど徹底しているけどな。やはり甘くは見られないってことなんだろう
冬に入り状況はよくはなっていませんが、できれば2020年のような多くの大会が中止ということにはなってほしくないです。なんとかうまくやっていけることを祈っています。