丹羽孝希選手が代表争い2番手に!
2019年12月の時点では、東京2020オリンピック卓球競技での代表には張本智和選手が決定しています。そして2番手を争う形で水谷隼選手、丹羽孝希選手と続いていたのですが、先日のワールドカップでベスト8に進出した丹羽孝希選手が水谷隼選手を抜いています!
東京2020オリンピック代表の決定方法
東京オリンピック2020卓球シングルス男子代表の決定方法は
- 2020年1月の世界ランク上位2名
です。卓球の世界ランキングはポイントを積み上げていくのではなく、基本的には過去1年間の8大会の成績によるポイントが合計されて計算されます。そのため2020年1月時点では無効になるポイントもあるのですが、そこを考えた上での丹羽孝希選手と水谷隼選手のポイント(2019年12月1日)を比べてみると
- 丹羽孝希選手:9420ポイント
- 水谷隼選手:8925ポイント
という形になりました!その差はたったの495ポイントです!本当に僅差です。
残された大会はグランドファイナル
2020年1月の世界ランクに影響し、再逆転などの可能性がある残された大会はチャレンジ・ノースアメリカンオープンとワールドツアー・グランドファイナルです!
グランドファイナルが開催されるのは12月12日〜15日ですが、獲得できるポイントは優勝で2550ポイントとかなり大きいです(ノースアメリカオープンでは優勝で1100ポイント)。さらに現在のところグランドファイナルへは水谷隼選手の出場は決まっていますが、丹羽孝希選手はリザーブという立場で、誰かが出場を見送った場合のみ出場ができます。
ノースアメリカオープンの日程は12月4日〜8日と忙しい日程なため、どの試合に出場するのかも考えなければいけないはずですが、日本卓球協会のサイトによれば丹羽孝希選手はノースアメリカオープンに出場し、水谷隼選手はグランドファイナルに出場する予定とされています。
丹羽孝希選手が男子ワールドカップでベスト8
今回の逆転を生んだ大会は11月29日〜12月1日日程で行われた男子ワールドカップでした。ここでベスト8となった丹羽孝希選手は1275ポイントを獲得しています!
9月頃までは調子が出ず、7大会連続で1勝もできないほどの絶不調でした。しかしワールドカップ団体戦ではシングルスとダブルスで4戦2勝しています。そしてT2ダイヤモンドへの繰り上げ出場(世界ランクに特別に加算されるポイントが貰える)があり、その大会でベスト8です。ここに来て一気に調子が上がっています!
卓球男子ワールドカップでは張本智和選手が準優勝をしていますが、丹羽孝希選手がベスト4をかけて対戦したのが張本智和選手です。とても熱い試合でした!一時は丹羽孝希選手がリードし、土壇場から張本智和選手が逆転するといった試合です。負けはしましたが本当にいい調子のようです。
しかし報道では丹羽孝希選手も連戦などの影響で利き腕の左肘の調子もよくないらしく、ノースアメリカオープンには出場しないともされています。
あとは水谷さんの結果待ち
引用:丹羽孝希、起死回生の五輪代表圏内浮上に安堵「あとは水谷さんの結果待ち」/スポーツ/デイリースポーツ online
とは言え、グランドファイナルへの繰り上げ出場が決まれば出場されるのでしょう!