東京2020オリンピック卓球日本代表の決定方法は?
「東京2020オリンピックと同じ舞台で開催!」と卓球チームワールドカップ2019日本大会が盛り上がっていますね!団体戦は日本代表という印象が特に強く応援する方も熱くなるものなのですが、その裏で東京2020オリンピックの卓球シングルスの出場権を懸けた激しい闘いが続いています!どうやらシングルスで出場できるのは男女それぞれ2名ずつなんだそうです!
2020年1月の世界ランキングで決定!
東京2020卓球日本代表選手の決定方法は
2020年1月時点の世界ランキング上位2名
と、とてもシンプルです。
そして団体戦は3名なので、日本卓球協会が相性などを考えてもう1名を決定するということです。現時点(2019年10月)での日本選手の世界ランキングはどうなっているのでしょうか。
現時点の世界ランキングは?
●男子(2019年10月)
ランキング | 選手名 | ポイント |
5 | 張本智和 | 13465 |
11 | 丹羽孝希 | 10840 |
13 | 水谷隼 | 10195 |
36 | 吉村和弘 | 5820 |
43 | 森薗政崇 | 5420 |
●女子(2019年10月)
ランキング | 選手名 | ポイント |
7 | 伊藤美誠 | 12620 |
8 | 石川佳純 | 12443 |
9 | 平野美宇 | 12140 |
19 | 佐藤瞳 | 8305 |
24 | 加藤美優 | 7905 |
男子も女子も2枠似誰が決まるかを考えると僅差ですね。特に女子は先日のワールドカップが行われ、出場した石川佳純選手と平野美宇選手がポイントを大きく加える可能性がありました。(ワールドカップのポイントは大きいため)
しかし結果は石川佳純選手がベスト8で1275ポイント、平野美宇選手がベスト16で1020ポイントとなり、逆にドイツオープン(10/8〜13)で準優勝した伊藤美誠選手が1800ポイントが加算ということで、依然として混戦状態です!
今後世界ランキングに関わる大会など
最終的に東京2020オリンピックの出場権は2020年1月時点の世界ランキングで決定します。ではそこまでにどういう大会があって、どう変動する可能性があるのかを見ていきます。
世界ランキングの決定方法
現在の世界ランキングは2018年から新しい方式で付けられているポイントにより決まっています。
- 過去1年間の大会の成績が対象
- 一部の大会はその大会が次に行われるまで有効
- ポイントが高い順に8大会のポイントを合計
- T2ダイヤモンドは8大会とは別で加算
- チームワールドカップ団体戦ではシングルス1勝につき250P加算
T2ダイヤモンドとは…
T2ダイヤモンドはプロツアーの一つで
- T2は「T2アジア太平洋リーグ(T2APAC)」の略称
- 男女16名ずつが参加
- ワールドツアーのポイントにより出場する15名が決定
- 残り1名は開催国から
- 順位により世界ランキングに加算されるポイントが得られる(得られるポイントは下の方に書いてあります)
2019年はマレーシア(7月)・中国(9月)・シンガポール(11月)の3大会が予定されていましたが、許可を取得する段階でうまくいかず中国大会が延期となりました。中止ではないのですが2019年中に開催される見込みはなく2020年1月の東京2020オリンピック決定のタイミングには間に合わない状況です。世界ランキングのポイントに追加で加算される大会のため影響もあるのでしょう。ちなみに11月のシンガポール大会は開催される予定です。
世界ランキングに関わる試合と加算されるポイント
2019年に予定されている国際大会とポイントを確認します!
●ワールドカップ
大会名 | 日程 | 開催地・場所 |
卓球チームワールドカップ 2019TOKYO |
11/6〜11/10 | 東京体育館 |
2019男子ワールドカップ | 11/29〜12/1 | 成都(中国) |
【獲得ポイント】
順位 | ポイント |
優勝 | 2550 |
準優勝 | 1915 |
3位 | 1660 |
4位 | 1530 |
ベスト8 | 1275 |
ベスト16 | 1020 |
17〜20位 | 765 |
チームワールドカップ シングルスでの勝利 |
250 |
●ワールドツアー
大会名 | 日程 | 開催地・場所 |
プラチナ・ オーストリアオープン |
11/12~11/17 | リンツ |
グランドファイナル | 12/12~12/15 | 鄭州(中国) |
【獲得ポイント/プラチナ】
順位 | ポイント |
優勝 | 2550 |
準優勝 | 1800 |
ベスト4 | 1465 |
ベスト8 | 1125 |
ベスト16 | 900 |
ベスト32 | 675 |
ベスト64 | 340 |
ベスト128 | 225 |
ベスト256 | 170 |
ベスト512 | 115 |
【獲得ポイント/グランドファイナル】
順位 | ポイント |
優勝 | 2550 |
準優勝 | 2040 |
ベスト4 | 1660 |
ベスト8 | 1275 |
ベスト16 | 1020 |
ベスト32 | 675 |
●T2ダイヤモンド
大会名 | 日程 | 開催地・場所 |
T2ダイヤモンド | 11/21~11/24 | シンガポール |
【獲得ポイント】
順位 | ポイント |
優勝 | 1000 |
準優勝 | 800 |
3位 | 700 |
4位 | 600 |
ベスト8 | 500 |
ベスト16 | 400 |
●チャレンジプラス
大会名 | 日程 | 開催地・場所 |
ノースアメリカンオープン | 12/4~12/8 | マーカム(カナダ) |
【獲得ポイント】
順位 | ポイント |
優勝 | 1100 |
準優勝 | 880 |
ベスト4 | 715 |
ベスト8 | 550 |
ベスト16 | 440 |
ベスト32 | 330 |
ベスト64 | 220 |
●チャレンジ
大会名 | 日程 | 開催地・場所 |
ベラルーシオープン | 10/30~11/3 | ミンスク |
インドネシアオープン | 11/13~11/17 | バタム |
【獲得ポイント】
順位 | ポイント |
優勝 | 850 |
準優勝 | 680 |
ベスト4 | 555 |
ベスト8 | 425 |
ベスト16 | 340 |
ベスト32 | 255 |
ベスト64 | 170 |
皆が大会に出場するとあまり差は縮まらないのかもしれませんが、同時に1000ポイントくらいであれば逆転が有り得そうですよね。出場する大会を選んだり駆け引きをしたりしていくのでしょう。
そして2020年1月に決まる日本代表の選手はだれになるのでしょうか!