ということで今回は、伊藤美誠選手と世界ランクの決定方法、東京2020オリンピックの出場者の決定方法について確認します！
伊藤美誠選手
秋の世界2大スポーツ決戦！#卓球ワールドカップ団体戦🏓
＆ #柔道グランドスラム大阪🥋特別番組 今夜24時12分放送！#テレビ東京 #ミテネー#伊藤美誠 #卓球 pic.twitter.com/cScLN0kK4q
— テレビ東京卓球情報 (@tvtokyo_tt) September 16, 2019
- 年齢：18歳(10月21日生まれなのでもうすぐ19歳)
- 世界ランク：7位(2019年9月)
- 所属：STARTS スターツ
- Tリーグは不参加
- リオデジャネイロオリンピックで卓球女子団体銅メダル
- 全日本選手権大会で女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス3冠(2年連続)
- オフィシャルサイト：伊藤美誠 オフィシャルサイト | MIMA ITO official site
- オフィシャルブログ：卓球王国BLOG | はつらつ磐田っこ みまのデコDECO日記 | 伊藤美誠
伊藤美誠選手といえば、福原愛さん、石川佳純選手、伊藤美誠選手で出場されたリオデジャネイロオリンピックが有名ですよね。
3位決定のシンガポール戦で、勝利を決めたのが伊藤美誠選手でした。銅メダルおめでとうございます！
↑リオデジャネイロオリンピック卓球女子団体3位決定シンガポール戦
2018年に開幕したTリーグにはオリンピックを優先するとして参加を見送られていますが、日本のトップ選手であることに間違いありません。
2019年9月時点の世界ランクは日本選手トップです！
卓球2019女子ワールドカップに伊藤美誠選手が出場しない理由
伊藤美誠選手は卓球2019女子ワールドカップには出場しません。
理由は
- 各国の協会から2名の出場
- 予選の大会で石川佳純選手と平野美宇選手がワールドカップの出場権を獲得していた
からです。
ただもう少し調べてみると、話はそんな簡単なものではなく
- ワールドカップの予選はアジアカップ(2019年4月)
- アジアカップの出場枠も2名で石川佳純選手と平野美宇選手が出場
- アジアカップの出場者は2019年1月時点の世界ランク上位10名
- 2019年1月時点の世界ランクは3位石川佳純選手、7位伊藤美誠選手、9位平野美宇選手
- しかし平野美宇選手は2017年アジア卓球選手権大会シングルスで優勝していたためにアジアカップの出場権を獲得していた
- はじき出される形で伊藤美誠選手は不出場に
卓球競技女子では国際大会に出場するだけでも熾烈な争いなのですね…
このワールドカップなどの国際大会は、東京2020オリンピックの出場選手の決定にもつながっているはずです。
ということで出場者の決定方法について見ていきます。
東京2020オリンピック卓球競技の出場者の決定方法
オリンピック競技：卓球｜東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
東京2020オリンピックの卓球シングルスの出場枠は男女2名ずつです。
ここに団体戦の選手が加わりオリンピックへは3名の出場となります。
(3人目は相性などを総合的に判断して協会が選出)
伊藤美誠選手は、前回のリオデジャネイロオリンピックでは団体戦のみの出場でしたが、東京2020オリンピックではシングルスでの出場をしたいに決まっています。
出場選手の決定方法はとてもシンプルで
2020年1月時点の世界ランク上位2名が出場する
というものです。
成績のいい選手が出場するということで分かりやすいのですが、逆に世界ランクの決定方法がかなり複雑でした。
世界ランクの決定方法
卓球の世界ランクの決定方法はとても複雑で細かい部分までは理解しきれていないのですが、
- 過去1年間の大会の成績が対象
- ポイントが高い順に8大会のポイントを合計
- 累積型ではない
ということなどがポイントのようです。
ポイントが8大会に絞られる累積型ではない計算方法であれば、体調不良などで1大会休んだくらいでは大きな変化はなさそうですよね。
出られる試合片っ端から出てポイントを貯めるよりも正当な評価になりそうです。
伊藤美誠選手はワールドカップには出場しませんが、
- ワールドツアー・香港オープン(6月)：準優勝
- ワールドツアー・韓国オープン(7月)：ベスト8
- ワールドツアー・オーストラリアオープン(7月)：ベスト4
- ワールドツアー・ブルガリアオープン(8月)：ベスト4
- ワールドツアー・チェコオープン(8月)：ベスト16
などの好成績を残しています。
東京2020オリンピックに向けて自身の世界ランクを確かなものにしているのでしょう。
そもそも世界ランクの付け方が試合数とは無関係なのでワールドカップくらい出場しなくても…
と思ったらワールドカップでの獲得ポイントはかなり大きいような気がします。
各大会で得られる世界ランクのポイント
世界ランクに加えられるポイントは、大会により異なってきます。
各大会での優勝者が獲得するポイントを比較すると
| オリンピック | 3,000 |
| 世界選手権 | 3,000 |
| ワールドカップ | 2,250 |
| ワールドツアー・グランドファイナル | 2,250 |
| ワールドツアー・プラチナ | 2,250 |
| ワールドツアー | 1,800 |
| 大陸選手権、カップ | 1,800 |
| 大陸競技大会 | 1,050 |
| 総合競技大会 | 600 |
| その他 | 300 |
| チャレンジプラスシリーズ | 1,100 |
| チャレンジ | 800 |
となっています。
世界選手権ほどではありませんが、ワールドカップ優勝は2550ポイントは大きいと思います。
ワールドカップ出場の石川佳純選手、平野美宇選手は上位に入ればかなり有利になりますよね。
現在(2019年9月)の日本選手の世界ランク
現在(2019年9月)の世界ランクの状況は
- 伊藤美誠選手：12620ポイント
- 石川佳純選手：12443ポイント
- 平野美宇選手：12140ポイント
- 佐藤瞳選手：8305ポイント
- 加藤美優選手：7735ポイント
- 芝田沙季選手：7250ポイント
- 早田ひな選手：7070ポイント
となっています。
いまのところ伊藤美誠選手がトップですが、かなり僅差ですね。
ワールドカップの結果次第では逆転があるかもしれません。
