春高バレー2021の感染対策
春高バレー2021は、新型コロナ感染が広まる中で2020年10月に無観客試合での開催を決定しました。無観客ということで通常通りの開催とはいきませんが、選手からすれば失いかけた目標を取り戻せた素晴らしい発表だったことが予想されます。
●春高バレー2021の新型コロナ感染対策
- 無観客での開催
- 会場に入れるのは監督、引率責任者、最低限のスタッフ、選手は登録の18名のみ
- チームの会場入りは試合開始の1時間前
- 試合後には使用チームがベンチを除菌
- 出場チームには感染対策責任者の帯同が義務付けられる
- 大会2週間前からの検温と体調チェックシート
- チーム内で陽性者や濃厚接触者が出た場合にはチームに合流することはできない
徹底した対策ですよね。
会場入りできる選手は登録の18名のみ
春高バレー2021は東京体育館1会場で実施されます。先日(2020年12月)に実施された高校バスケの全国大会では試合数の多い1・2回戦を東京体育館と武蔵の森総合スポーツプラザの2会場で行いましたが、春高バレーは入場できる人の数を制限することで1会場としたようです。また運営面での新型コロナ感染対策もされています。
●運営面での新型コロナ感染対策
- 開会式の全出場校の入場行進はなし
- 開会式は開会挨拶と選手宣誓など最低限の内容
- 試合数の多い2回戦を例年の4面から5面とし、審判員の拘束時間を短縮
このように運営面でもできる限りの対策はしていますが、場合によっては中止の検討もありえるそうなのです。
中止の判断と緊急事態宣言
現在のところ春高バレー2021は厳しい新型コロナ感染対策の下での開催予定となっています。しかし、2020年12月に行われた高校バスケの全国大会では、決勝戦まで行うことはできましたが、5校程度の新型コロナ感染を原因とする出場辞退(欠場)がありました。
どうやら、手でボールを使ってプレーする競技では感染リスクが高いようで、念入りにコロナ対策をされてきた石川祐希選手も一時陽性になってしまったと報道されていましたよね。
春高バレー2021では、万が一に陽性者が出てしまった場合、
- 陽性者と濃厚接触者はチームに合流することができない
- 引率責任者と選手6名以上がいない場合には不戦敗
となることが決まっています。逆に言えば陽性者と濃厚接触者以外のメンバーは出場できるということですよね。
それでも、男女合わせて10校程度の棄権が出てしまった場合、春高バレーの実行委員会は大会の継続について検討することになっています。検討なので10校の棄権が出たらすぐに中止というわけでは無いようですが、選手や地域での新型コロナ感染の勢によってはどうなるか分かりませんよね。
そして、緊急事態宣言と大会に関しては今のところ特別なことは言われていません。重要なのは大会の安全な運営で、宣言とは関係ないということなのでしょう。
各チームでも新型コロナ感染対策
春高バレー2021に向けて出場チームは感染対策を厳重にしてきているようです。
●出場チームの新型コロナ感染対策
- トレーニング中もマスクを着用
- 移動はバレー部の専用バス(公共交通機関を使わない)
- 食事は窓際に机を並べてとる
- 大会直前の年末年始をホテルで過ごす(家庭内感染のリスク対策)
- 栄養士による食事で免疫アップ
- 直前の強化合宿を控える
当たり前かもしれませんが、対策に余念がありませんね。その中でも感染リスクを下げるためにホテル利用は驚きました。でも、今シーズン唯一で3年生にとっては最後の全国大会です。大切にしたい気持ちを考えると、できる限り協力してあげたい気持ちになります。