東京五輪が1年延期に!?IOC最古参のディック・パウンド氏とは?
IOC(国際オリンピック委員会)のディック・パウンド氏が東京2020オリンピックの延期に関して口にしたそうです。
東京2020オリンピックは7月24日〜8月9日という、マックスに暑い時期に予定されています。
始め延期すると聞いたときには、「秋とかならいいんじゃないか」と思ったのですが、どうやら1年の延期で2021年に開催するという意味らしいですね。
どうして1年も延期なのでしょうか?
なぜ延期の期間は1年なのか?
たしかに現在の新型肺炎の状況は危険なものを感じます。
安倍首相も全ての公立小中高校の休校を要請するほどです。
つまり、いつ完全にウィルスの流行が収まるか分かりませんよね。
そのため夏から秋にズラしたぐらいでは不安は残るかも知れません。
それより後だと冬で、流石に冬の開催は寒すぎますもんね。
その後の春と思ったら花粉症もありますし、その後は梅雨です。
屋外のスポーツは実施できないかも知れません…
なんて思っていたら、本当の理由は
欧米でのスポーツ大会とかぶってしまうから
という、はっきりしたものがありました。
なるほどです。
たしかにオリンピックは重要ですが、クラブチーム等はオリンピックのために選手を派遣したりもしているはずです。
ただそれもスケジュールを考えた上で仕方なく出していることが多いハズで、それが重要な大会とかぶってしまったら選手の派遣もできないですよね。
チームスポーツでなくとも、大会がかぶれば出場できるのはどちらか一方です。
トップ中のトップの選手が出られないとなると、どうしても大会は盛り上がりにかけてしまうことも予想されますよね。
1年も延期になることに納得です。
ところで、この延期するなら1年を口にしたディック・パウンド氏とはどれだけ偉い方なんでしょうか。
IOC最古参ディック・パウンド氏とは?
- ディック・パウンド氏(Dick Pound)
- 年齢:77歳(2020年2月時点)
- 国籍:カナダ
- 職業:弁護士
- 役職・経歴:国際オリンピック委員会の委員・世界反ドーピング機関(WADA)の元委員長・WADA第三者委員会の責任者
- 1978年から委員を勤めているIOC最古参
なるほど、40年以上国際オリンピック委員会の委員をやられているのですね。
現在77歳ということなので人生の半分以上です。
それだけオリンピックのことを知り尽くした方ということなので、このディック・パウンド氏が言うことには権威性がありますよね。
ちなみにディック・パウンド氏によれば東京2020オリンピックの開催可否の判断は
開会式2ヶ月前の5月末までには下される
ということです。
どうやら、オリンピックの準備には最低2ヶ月がかかるようで、それが根拠みたいですね。
これに対して東京オリンピック・パラリンピック委員会は
「5月が判断の期限というのはIOCの公式見解ではない」
引用:東京五輪組織委、「公式見解ではない」 大会開催可否IOC委員の発言受け(時事通信) – Yahoo!ニュース
というコメントを出しています。
IOCのトーマス・バッハ会長も
IOC会長「7月24日に東京で五輪開会式、確信している」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
引用:IOC会長「7月24日に東京で五輪開会式、確信している」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
と、確信しているまで出ました。
そして、ディック・パウンド氏も
「看過できない事態でなければ、7月24日から開催する」
引用:東京五輪「1年延期」に言及 新型コロナでIOCの最古参委員(共同通信) – Yahoo!ニュース
と話しているそうで、どうやら本当にダメだった場合は延期もありえるという程度の感じですね。